
※この体験記は小西氏の「無線従事者の資格の館」に掲載して頂きました。
|
Macintosh Friends 番外編 アマチュア無線奮闘記
|
小学校五年生の頃の、僕は皆が夢中のTVゲームでなく、近所のお兄ちゃんの影響で海外の短波ラジオ放送にはまっていました。そして変な形の自作外部アンテナ?を親に内緒で屋根に設置して、宇宙人の電波が受信できるのでは?なんて空想をしながら海外からの短波放送を聞いていました。また、ハンダゴテで組立ラジオやインターフォン、スピーカーなど手作りハイテク電子機器?を作って机に設置して秘密基地のようにしていました。 そんな僕を友人の田形くんは「一緒にアマチュア無線の免許を取得しないか」と誘います。興味があった僕は受験することにしました。早速、アマチュア無線の講習会の教科書を買って勉強を開始します。しかし、小学校5年生にとって法律や電子回路など内容は非常に難しく、身近に教えてくれる大人は誰もいません。それでも理解しようと何とか頑張って勉強をやり続けました。そして半年後、校長先生から平日休む許可をもらい、おじいちゃんに保護者として同行を頼み、田形くんと3人で静岡から新幹線で試験会場のある名古屋まで出かけて受験しました。二人が学校を休んでアマチュア無線の国家試験を受けることは学校で話題となり、注目の的、ヒーローでした。 そして試験からおよそ一ヶ月後、家に不合格のハガキが届きました。やはり幼かった僕の実力ではダメでした。しかし、その一方で友人の田形君は見事に合格するのです。後に彼は、地元の静岡高校〜京都大学工学部を現役合格する程の頭のよさで、アマチュア無線も自力で勉強して理解し突破したのです。今も小学生が合格するケースがたまにあるようですが、みな大人の指導のもと、後述する完マルという問題集を暗記しての合格で、本当に理解して解答しているケースは稀のようです。(というか、大人も暗記で合格しているようです、笑)思うに自力で理解して合格した小学生の田形くんには、大人になった今の僕でもかないませんわ、涙! そして僕は幼心に傷つき、かっこ悪いわ恥ずかしいわで仲間に不合格が告げられず、残りの小学校時代を偽物ヒーローを演じるハメになってしまいました。ただその後、理科の成績が極端にアップし、中学、高校と物理が得意で大学も理工学部に進学出来たのですが、やはりその原点は小学校5年生の時の無我夢中で努力したアマチュア無線の勉強にあったことは言うまでもありません。 そして時間がいっぱいおっぱい流れて…。最近、関連法人から転籍してきた同僚がアマチュア無線の資格を持っていることを知り、改めて幼い頃にやり残したことにケリを付けようと二十年ぶりに奮起したんですわ。 |